コノコフィリップスは4日、中国における公式サイト上で、「蓬莱19-3」油田の掘削中止に関する具体的な進捗状況を報告した。中国新聞網が報じた。
コノコフィリップスの中国現地法人は、「中国国家海洋局の9月2日の決定を遵守し、蓬莱油田の掘削と生産作業を停止した」と表明した。同社は2日夜より生産停止を開始している。9月4日にパイプの洗浄を行い、生産停止の安全かつ迅速な実行を保証し、油田の掘削能力を保護する。
コノコフィリップスは、「最後の清浄化作業が順調に実施されている。潜水員は海底に残留している可能性のある、鉱物油系泥水の捜索と清浄を行う」と表明した。同社はまた、清浄地区のサンプリング調査を実施し、清浄化作業の進捗をモニタリングしている。
公式サイトの報告によると、コノコフィリップスと提携先の中国海洋石油総公司は、油層圧抜きプランを作成した。これにより油田の安全と油層の保護を保証し、中国国家海洋局の決定を遵守する。
コノコフィリップスは5日に生産停止を完了する予定で、中国国家海洋局の決定に基づき、さらなる報告を行う。
「人民網日本語版」2011年9月5日