工業情報化部の蘇波副部長は3日、中国の自動車生産・販売台数で世界一になるに伴い、中国の独自ブランド車の生産能力も大幅に向上し、輸出の伸びも明らかに加速しており、自動車産業はすでに中国の国民経済における重要な支柱産業となっているとの見解を示した。
これは、蘇波副部長が同日天津で開催された「2011中国自動車産業発展国際フォーラム」で述べたもの。蘇波副部長はその際、これまでの10年は中国自動車工業が急速な成長を遂げた10年であり、自動車生産台数が2000年の207万台から2010年の世界自動車生産台数の23.5%を占める1826万台にまで激増し、中国は世界一の自動車生産大国に成長してきたとした。
工業情報化部の統計データによると、2010年の中国自動車産業の総生産額は4兆3400億元で、国内総生産(GDP)の6.13%を占めた。自動車産業の従業員数は4000万人を上回り、全国都市部就業者数の12%以上を占めている。同年の自動車業界の納税額は9500億元で、全国の税収総額の13%となった。
また、ここ10年、中国の完成車輸出も急速な成長を続けている。完成車輸出の年平均伸び率は28%に達し、輸出先国・地域は180以上となり、一部は先進国にも輸出されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月5日