范春永中国産業海外発展計画協会常務副会長兼秘書長は1日「海外進出戦略が始まった頃と比べると、中国の対外投資は多くのボトルネックによる制約を乗り越えられるようになっており、額の面でも質の面でも重要な変化が生まれ、成熟した発展期を迎えている」と語った。
范副会長は「中国の対外開放戦略の重要な一部である対外投資協力は近年、飛躍的に拡大しており、中国は世界の資本輸出大国のトップレベルに躍進した。現在、中国の対外投資は世界第5位にランクされている」と説明した。
国家発展改革委員会外資局の孔令竜局長もこのほど次のように話した。中国の対外開放戦略は、外資導入が中心だったものから、外資導入と海外投資が融合したものへの変わってきている。中国企業が投資している国と地域は177の達しており、海外に1万3000の企業を設立している。直近年度の投資額は600億ドル近くで、世界ランキングの第5位、発展途上国ランキングの第1位にランクされている。
范副会長は「現在、中国の海外投資と外資導入の比率は1対2になっているが、この比率は2015年までに1対1になるだろう」と語った。