中国企業聯合会が4日に発表した「2011年中国500強企業発展報告」によると、2011年の中国500強企業の規模は引き続き拡大し、市場競争力は向上した。その一方で、地域間の発展の不均衡、低い国際化レベル、コア競争力の不足などの問題が残る。
報告によると、中国500強企業の入選企業の売上高の条件は昨年の110億8000万元から141億9800万元に引き上げられた。500社の営業収入は36兆3100億元で前年比31.6%増、純利益は2兆800億元で同37.67%増だった。うち、海外業務の営業収入は53.55%増、海外資産総額は38.9%増。
しかし、中国企業聯合会の王忠禹会長は、「中国の大手企業の業績は、中国経済の持続的な高成長にまだ頼っており、粗放的な成長モデルを完全に脱していない。世界の一流企業と比べてまだ大きな差がある」と話す。
統計を見ると、500強企業のうち、グローバル経営のデータを提出した大手企業272社のグローバル化指数は約8.1%で、国連が発表した世界のグローバル企業トップ100社の平均64.7%を大きく下回る。また、BRICsのロシアの54%、インドの41%、ブラジルの40%よりずっと低い。