世界5位の会計事務所とされる京都天華会計士事務所(Grant Thornton)は8日、2011年版の「国際ビジネスアンケート調査報告」を発表した。それによると、香港企業は香港ドル、米ドル、ユーロなどの主要通貨よりも人民元に一層厚い信頼を寄せているという。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
最近、欧米経済が不透明な一方で、中国は一連の新政策を打ち出し、香港の人民元オフショアセンターの建設や人民元の国際化プロセス推進を加速させている。
同調査によると、調査対象となった香港民間企業の80%が人民元を「信頼する」あるいは「極めて信頼する」と答え、米ドルを信頼するとした企業は24%にとどまり、ユーロはわずか18%だった。
「人民網日本語版」2011年9月10日