中国で事業を展開する外資系ブランドの中には、会社の管理基準が中国と自国では異なり、中国での生産・販売においては手落ちがあるというケースも少なくない。一方、消費者は海外ブランドというだけで盲目的に買いあさっており、政府の監督・管理も行き届いていないため、商品の質低下という問題を招いている。
清潔感あふれる店内を売りにし中国で人気を集めている外資系ファーストフード店だが、最近ケンタッキー(KFC)はフライドポテトに使う油を4日に一回しか換えないことが判明したり、日本のラーメンチェーン店「味千ラーメン」」(本店熊本市)自慢の豚骨スープが実は濃縮スープを希釈したもので、ラーメン一杯のスープにかかるコストはわずか数円だったことが次々と明るみになり、海外ブランドの品質に対する信頼が揺らいでいる。
これら海外ブランドに関する問題は今に始まったことではない。数年前にも、浙江省工商行政管理局が店頭で抜き取り調査を実施したところ、高級ファッションブランド「ルイ・ヴィトン」(本社フランス)やヒューゴ・ボス(本社ドイツ)などの靴が「不合格商品」となり、公の場で処分され、社会の大きな反響を呼んだことがある。また上海出入境検験検疫局は、今年上半期に上海の港から水揚げされた衣類品の抜き取り検査不合格率は55.8%に達しており、衣類の輸入品は全体的に質が好ましくないとしている。
海外ブランドの品質管理体制の不備を招く主な原因の一つとして、中国の一般庶民が盲目的に海外ブランドを好むことが挙げられる。