【新華社北京12月10日】中国共産党中央委員会政治局は9日、会議を開き、来年の経済活動について分析検討した。会議の司会を務めたのは胡錦涛総書記。
会議は次のような認識を示した。複雑で大きく変化する世界の政治環境と経済環境、国内の経済運営にみられる新しい状況と新しい変化に対応するために、共産党中央委員会と国務院は今年に入ってから、時機を判断し、情勢を推し量り、科学的な政策と決定を下した。各地と各部門は中央の部署配置に基づいて、科学的発展をテーマ、経済成長パターンの転換加速を主軸として、経済の安定した比較的高い成長の維持、経済構造調整、インフレ予想管理の関係を正しく処理し、深刻な矛盾と問題を的確に解決してきた。国民経済は引き続きマクロ経済政策が予想する方向に沿って発展している。成長が比較的高い好ましい傾向、物価が安定する好ましい傾向、収益が増える好ましい傾向、国民生活が改善される好ましい傾向がみられるようになっており、第12次5カ年計画(2011~15年)期間の経済と社会の発展は好ましいスタートを切った。
会議は次のように指摘した。我が国の発展は現在も重要な戦略的チャンスを迎えており、有利な環境も少なくないが、経済の安定運営は現在も少なからぬ深刻な矛盾と問題に直面している。全党と全国は憂患意識とリスク意識を強め、各種の困難や試練に対応する思想的準備と活動の準備を整えておかなければならない。