英国グラスゴー、一人の乗客が列車を待つ。(2008年12月15日撮影)
英国政府の専門家チームは7日、高速鉄道計画に関するレポートを発表し、英国国内の高速鉄道建設推進に関する論議を呼んだ。計画中のロンドン~バーミンガム間の高速鉄道は、全長が160キロに達し、170億ポンド(約2兆60億円)の投資が見込まれる。建設後、ロンドン~バーミンガム間の旅行時間は、1時間23分から49分まで短縮される。同レポートは、同高速鉄道の建設により、両都市間の交通状況が改善され、関連地区の経済発展を促すとまとめた。同計画は英国の商業組織・労働組合から支持されているが、環境保護団体や沿線住民からの猛烈な反対にあっている。高速鉄道の建設により生態環境が破壊され、住民の生活に支障をきたすことが懸念されている。情報によると、英国政府は今週にも、同高速鉄道の建設の可否について発表する。新京報が報じた。
反対派の主な意見は、以下の3つにまとめられる。(1)莫大な資金が必要とされ、税金の無駄遣い。(2)高速鉄道が通過する地域には美しい風景が残されており、その建設により現地の自然環境が破壊される。(3)高速鉄道は騒音の問題があり、付近の住民に不快感を与える。