国家開発銀行股分有限公司は13日香港で、25億元の人民元建て債券の発行を行い、そのうちの15億元が15年物の超長期債券だったことを明らかにした。
国家開発銀行が香港で元建て債券を発行するのは、最初に発行した2007年から数えて4回目。累計の発行額は155億元となり、香港での債券発行回数が最も多く、発行額が最も多い中国本土の金融機関となった。
国家開発銀行は今回、香港金融管理局の債券中央決済システム(CMU)を使った入札とブックビルディング方式の2種類の発行方法を導入した。内訳は、CMU入札の発行が3年物と5年物の2種類で、発行額は合わせて10億元。利率は3・10%と3・45%で、30億元近い購入申し込みがあった。ブックビルディング方式では15年物を発行した。発行額は15億元、額面利率は4・2%で、購入申込倍率は1・33倍だった。
国家開発銀行の関係者は次のように述べた。海外で15年物の超長期人民元建て債券を発行したのは今回が初めてだ。長期間の投資を必要としていた投資家に良質の商品を提供しただけでなく、債券のイールドカーブの整備、債券発行にあたっての価格決定基準の確立など、さまざまな面で積極的な役割を果たした。
国家開発銀行は1994年、国務院が認可して設立された政策金融機関で、現在の総資産は6兆元を超え、不良債権比率は6年連続で1%を下回っている。海外の格付け機関は国家開発銀行の外貨債券に対し、中国国債と同じ格付けを与えている。
「新華網日本語」より2012年1月15日