国務院はこのほど、「工業のモデル転換とレベルアップに関する計画(2011-2015)」(以下、「計画」)を発表した。1978年の改革開放以降、中国が工業全体を対象とした計画を発表するのはこれが初めて。
「計画」は第12次五カ年計画期間(2011-2015)中における工業のモデル転換とレベルアップの主要な目標を次のように定めた。
1. 工業の安定した成長を維持し、工業全体の増加値(付加価値額)を年平均8%上昇させる。工業増加値率(工業総生産額に占める付加価値額の比率)を2010年より2ポイント上昇させる。労働生産性を年平均10%上昇させる。
2. 「自主革新(企業による技術革新)能力を一層向上させるべく、一定規模以上工業企業(国有企業と年間売上が500万元以上の非国有企業)の総収入に占める科技活動経費内部支出の比率を1%にする。基幹企業の比率を3%にする。企業の発明・特許保有率を倍増させる。