カタールを訪問中の温家宝総理は18日の記者会見で、「中国とイランの貿易は正常なものであり、保護を受けるべきである」と述べ、今後も周囲の動向に流されずに、貿易を続ける態度を示した。
温家宝総理は、「イランと石油の貿易を行っているのは中国だけではない。リビアと貿易をしていたのが中国だけではないのと同じだ。正当な貿易は保護を受けるべきである。そうでなければ、世界の正常な秩序は破壊される」と述べた。
記者からホルムズ海峡の閉鎖について聞かれた際には、「ホルムズ海峡は重要な石油の輸送経路であり、いかなる状況においても、安全と正常な航行が保証されなければならない。これは人類すべての利益に関わる問題であり、閉鎖は全世界の願いに背くものだ」と述べた。
一方で、温家宝総理は、「イランの核問題に対する6カ国(国連安保理常任理事国+ドイツ)の働きかけを支持し、早期的で平和な解決を望む」としたほか、「国連のイランに対する制裁決議案は支持する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月19日