中国国家発展改革委員会が17日に発表した2011年の全国の電力使用状況によると、2011年、中国の24の省が電力制限措置を実施したことがわかった。使用制限された量は約352億キロワット時で、全国の使用量の0.8%に相当する。
専門家は、経済成長率の鈍化に伴い、2012年の全国の電力使用量の増加幅は2ポイント縮小する予想だが、有効電力の増加量の低下を考慮すると、需給ギャップがあり、2011年と横ばいになると見ている。
「2011年の発電設備容量は9000万キロワット以上の増加となるが、実際の増加量はもっと少なく、電力供給の増加幅も経済成長に遠く及ばない。そのため、2012年も電力需給ギャップは解消されないだろう」と、中国電力企業聯合会統計部の薛静主任は話した。