中国国家統計局が18日に発表したデータによると、2011年12月の新築住宅価格は、主要70都市の内、52都市で前月比下落、横ばいが16都市、上昇したのはわずか2都市だった。
また、北京中原地産市場研究部が発表した北京市の分譲住宅指数(前期比)は、12月に0.24%下落。下落幅は11月の0.19%からさらに拡大した。また、2011年の全国の不動産価格指数(前年比)も101.63に下落した。
これに対し、新華社通信は、「不動産抑制策の効果が持続し、全国で不動産価格の下落トレンドが続いている。価格が下落する都市は拡大しており、不動産市場はすでに下降へのターニングポイントに入ったといえる」と報じた。
一部の業界関係者は、「不動産の在庫が膨れ上がり、ディベロッパーの資金不足がさらに進めば、不動産価格はさらに下落するだろう」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月20日