中国などアジア各国の春節(旧正月、今年は1月23日)連休が終わり、日本の春節観光シーズンも一段落。北海道観光業界がこのほど、春節期間中の状況についてまとめた。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
当初は震災の影響により、外国人観光客が減るのではと心配されていたが、現状をみると、杞憂に終わった。道内のホテル利用状況は良好だった。小売業売上高も右肩上がりに伸び、中国大陸部、台湾からの観光客数の回復がとりわけ目立った。
野口観光グループ(登別市)によると、春節シーズン(1月23-30日)に同グループ傘下の道内旅館・ホテル12カ所に宿泊した外国人観光客は、昨年の春節に比べ1割増えた。韓国からの観光客が依然多かったが、中国大陸部、台湾の観光客はすでに以前の水準に戻ったという。