サーブ(SAAB)買収の候補者に、中国企業が再び姿を見せた。スイスメディアの報道によると、中国北汽集団が日本のパナソニックグループと協力して、サーブを買収して電気自動車を生産する可能性があるという。北汽集団PR部の関係者はまだ具体的な情報を明らかにしていない。
外国メディアの報道によると、北汽投資有限公司の毛海副総裁は、同集団がサーブの買収を検討中で、日本のパナソニックグループと協力してサーブの剰余資産を購入し、電気自動車を生産する可能性があると明らかにした。北汽集団の交渉代表者がスウェーデンを訪れて交渉中だ。しかし、サーブのどの資産をいくらで買収するのかといった詳細についてはまだ不明だ。
昨年、浙江青年汽車集団や寵大集団がサーブに接触する前にも、スウェーデン政府は北汽集団にサーブの買収について持ちかけたが、サーブの巨額の負債をふまえて北汽集団が断っている。
「人民網日本語版」2012年2月8日