中国国家統計局統計設計監理司の汲鳳翔司長は取材に応じた際に、制度改革の原因の一部について言及した。「中国の現行の統計調査方法には分散化の特徴が見られ、主に国民経済業界と業種の統計を中心に、データ収集と処理を行なっている。各業種はそれぞれ調査対象からデータを収集し、統計業務フローの各作業を独立して行なっている。これにより統計業務の効率が下がり、業務の連結性も低い上、職員の負担が増している」
馬局長は、「全ての企業をネットワークでつなぎ、それぞれの企業から直接国家データセンターに統計データを提出させるという方法は、まるで源泉から流れ出る清らかな水を直接集めるようなものであり、『汚染』の入り込む余地が無い。こうすることでデータという河流の透明度を確保することができる」と例えた。統計データ改革の幕は切って落とされた。
(人民網日本語版) 2012年2月18日