ここ最近、IT大手のアップルが参入することが、テレビ業界の発展に変動をもたらしている。テレビの新たな価格競争が世界で始まろうとしている。
世界経済の不況後、主要経済圏はどこも成長が滞っており、昨年から深刻化しているEUの金融危機が更に追い討ちをかけるように襲い掛かった。そして、電子製品に対する世界の需要が減少する事態を招くこととなり、巨大化し続けている液晶パネルとテレビ産業が需要過多に陥った。DisplaySearchは「今後、大型液晶パネルの生産能力過剰が世界のテレビ業界を苦しめる最たる元凶となる」と予測している。
液晶パネル産業の垂直統合型の企業、例えば韓国のテレビメーカー大手のサムスンなどは4つの圧力に苦しむことになる。