2日間の日程で開かれた航空業向け炭素排出問題を討議する国際会議が22日、モスクワで閉幕。29カ国が共同宣言に合意した。
中国民間航空局は中国代表として同会議に参加。同会議に出席した関係者によると、中国、アメリカ、ロシア、ブラジル、インド、日本、南アフリカ、アルゼンチンなど32カ国が会議に参加、国際航空業を炭素排出取引システムに組み入れようとするEUの措置に反対を表明した。
中国政府が同会議に代表団を派遣したのは、国際協力の信頼関係維持と中国航空業界および消費者の利益保護が目的である。
同関係者によると、詳細な討議を経て、参加国は「EUに一方的な行動の停止を呼びかけ、多角的枠組みに戻って解決する」ことを主旨とした宣言と対応措置に合意。会議は予定通りの目的に達した。今回の合意はEUへの強い警告となるに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月24日