2012年、中国自動車市場は調整期に入る。しかし、高級車の販売台数は依然として右肩上がりの傾向にある。アウディ、ベンツ、BMWなど3大高級車メーカーがしのぎを削る中、日系高級車メーカーもその競争に参加、年々売上を伸ばし、今年はさらなる飛躍を狙っている。
トヨタの高級車ブランド「レクサス」は、今年の中国における販売目標を前年比56.3%増の8万8000台と発表した。日産「インフィニティ」とホンダ「アキュラ」も今年の販売目標を高めに設定している。
インフィニティ中国事業本部の呂征宇社長は、今年の販売目標を「前年比50%増」とした。調べによると、昨年、インフィニティは中国で前年よりも60%以上も多い19075台の売り上げを記録、中国はインフィニティにとって世界第二の市場となった。アキュラ事業部の津村卓哉部長によると、アキュラも今年の販売目標を「6500台」と高めに設定している。
新車は競争に勝つための武器となる。日系の高級車メーカーが中国で急成長しているのも、人気の車種があってこそ。調べによると、レクサス、インフィニティ、アキュラは今年、新車を数モデル発売する予定である。