第11期全国人民代表大会第5回会議の記者会見が3月5日午後3時、メディアセンターで行われ、国家発展改革委員会の張平主任が「経済情勢とマクロ調整」について国内外の記者の質問に答えた。
『四川日報報業集団華西都市報』記者の今年の中国物価上昇情況に関する質問に答えた際、張平主任が次のように述べた。
国家統計局発表のデータによれば、昨年の消費者物価指数(CPI)上昇率は5.4%だったが、これについてどのように今年の物価傾向を捉えているか?現在の物価高現象はいつまで続くのか。政府の対策は?四川日報華西部担当記者が中国国家発展改革委員会(NDRC)の張平主任に聞いた。
張平:昨年の物価傾向は確かに厳しかった。通年の物価指数上昇率は5.4%と、年頭に策定していた4%前後という制御目標を達成できず、物価主管部門の責任者として、この場を借りて反省を申し上げたい。
だが、物価の全体的な安定については、党中央、国務院も強く重視しており、各地域、関係部門も、政府の要求に基づいて物価の傾向により、大きく効果の出た業務や措置を採用した。これには、生産力向上、供給の保障、調整管理の強化、市場安定、流通秩序改善、流通経路の簡素化、流通コストの削減などが含まれる。このような措置によって、昨年の物価上昇は、7月以降、段階的に上昇率が落ち着き、昨年7月の物価指数は6.5%だったが、昨年12月には4.1%と年頭に立てた4%前後という目標に近づけることができた。