5日間に渡る第22回中国華東輸出入商品交易会が4日終了した。一年間の貿易の動向を示すバロメーターである同交易会には今年、中国の取次販売会社を探す多くの外国企業が訪れた。かつては大口の買主であった日本や韓国等の国家も、現在は売主となり、中国で自社製品をPRしている。国際金融報が報じた。
今年の同交易会で、海外企業に準備された展示面積は昨年を大きく上回った。主要企業の多くは依然として日系・韓国系で、陶磁器、ファッション、化粧品を主に展示した。また携帯電話やパソコンなどの製品も並び、多くの来場者が足をとめていた。
これらの企業は製品の展示のみが目的ではない。中国市場の開拓こそが重要な課題であるのだ。多くの日系・韓国系企業は、「本国経済が低迷し、市場が飽和化した現状を鑑み、海外に商機を求める必要性が出てきた。広大な市場を持つ隣国の中国が、第一の選択肢となった」と表明した。