最近、中国がハイテク製品の製造に使うレアアース(希土類)などの輸出を制限しているとして 、日本と米国、欧州連合(EU)が、世界貿易機関(WTO)に提訴することで調整していることが取りざたされている。これについて、中国工業情報化部の苗圩部長は13日、新華社記者の取材に答えた際、提訴があれば応訴すると中国の側の姿勢を示した。
苗圩部長はその際、「制限策を取らなければ、レアアース開発による環境汚染問題がますます深刻化するだけでなく、一部レアアース鉱物品種があと20年で枯渇する危険性もある。これは、人類にとっても巨大な損失だ」とレアアース輸出制限策の合理性を主張した。