国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、世界経済が直面している三大リスクは、「先進経済体の財政及び金融体制の弱体化、原油価格の高騰、新興経済体の成長減速」であると述べた。
ラガルド氏は、「改革を達成すると言う前提で、人民元が準備通貨にならない理由はなく、中国経済の地位と見合った地位を獲得すべきである」と指摘した。
欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストのフレッド氏は、「ECBは欧州の銀行業界に大規模な流動性を注入したが、ユーロ圏の情勢は依然厳しく、欧州の債務危機も徹底的な解決を見せていない」と指摘。
米州開発銀行(IDB)が発表した報告書によると、ラテンアメリカ地域とカリブ地域のマクロ経済は全体的に安定しており、世界の経済成長の減速による打撃に耐え得る。今年のラテンアメリカ地域の経済成長率は3.6%と見込まれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月20日