「専門家さん、ビニールハウスの野菜を見て下さい。このごろ、生長の具合がどうして思わしくはないのですか?何か病気にかかったのではないでしょうか?」と曹県韓集鎮(町)のハウス野菜栽培農家の于慶徳さんは県農業局の農業技術専門家を自分のビニールハウスに呼び入れて、野菜を「診察」してもらった。
専門家は「診察」してから、これは早春の温度差が大きく、それにハウスの中の日照が足りないからで、すくすくと成長しなくなっているだけで、病気ではありませんと言った。
今年、春先になると、曹県は百人の科学技術者を組織して農村へ赴き、春季の作物の管理を督促し、春季の耕作を確保する仕事をくり広げ、この高・中クラスの技術者20人からなる専門家講師団と県郷クラスの科学技術者100人が巡回して郷、村に深く入って技術研修や技術的指導を行っている。
「農業の産業チェーン」という言葉は曹県の農民にとってはすでに新しい言葉ではなく、この県はすべての郷・鎮事務所の管轄地域内に標準化モデル基地を1カ所つくり、協同組合を拠り所とし、農業生産の中で種子と生産財の統一的供給、統一的管理、技術の統一的指導、統一的販売を実行し、産業チェーンが短いことと取引がスムーズに行われないことを根本から解決した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月22日