中国商務部研究院が21日に発表した『2012年消費市場発展報告』によると、2012年の消費は経済成長の最大のけん引力となる事が明らかになり、ここ10年で初となる。
『報告』は、政策の継続性を維持すると同時に、エコ、省エネ、環境保護関連の指標が組み入れられることが今年の中国の消費拡大政策の特徴となると見ている。
今年の消費の伸び率が15%に達する見込み
『報告』によると、物価の反落などの要素が消費の成長にメリットとなり、今年は15%の消費伸び率が見込める。
消費・投資・輸出という経済成長の「トロイカ)」の関係から言えば、昨年は消費の国民経済への貢献率が投資をたった2.6ポイントしか下回っていない。今年の消費の貢献率は投資を上回り、経済成長最大のけん引力となるだろう。
つまり、「十二・五(第12次5カ年計画)」綱要が定めた「消費・投資・輸出がともに経済成長をけん引するモデル」の基本形が出来上がることを意味する。