中国科学院地理科学資源研究所がこのほど作成した「2010中国都市群発展報告」によると、中国は現在23の都市群を形成しており、うち長江デルタ都市群が世界6大都市群として認められた。京華時報が報じた。
その他の世界6大都市群は、米北東部の大西洋沿岸都市群、北米五大湖都市群、英ロンドン都市群、欧州北西部都市群、日本太平洋沿岸都市群である。
同報告書は、「都市群は、中国の将来的な経済発展において、活力と潜在力を持つ核心地区であり、中国主体機能区戦略における重点開発区であり、また中国都市の将来的な重要発展方向である」と指摘した。
同報告書はまた、「中国は10-20年の建設を通じ、長江デルタを中国で最も総合競争力を有する都市群に、珠江デルタをアジア太平洋地域で最も競争活力を有する都市群に、北京・天津・河北省を中国でイノベーション能力が最も高い都市群に成長させる。また海峡西岸(台湾海峡西岸)経済区を祖国統一に貢献する海岸型都市群とし、環障ノ陽湖を国家大湖流域総合開発モデルの生態型都市群とし、成都・重慶都市群を国家城郷総合セット改革試験区とし、遼東半島を東北地区の旧工業基地振興に向けた核心都市群とし、南北欽防(南寧と北海・欽州・防城の3つの港)を中国?アセアン自由貿易区の港湾型都市群とし、天山北坡経済区を中央アジア5カ国との提携に向けたランドブリッジ型都市群とする」とまとめた。