大富豪ランキング「胡潤百富」の創始者兼首席である胡潤氏は「中国の富豪の消費能力は高いが、彼らはまだ富豪から新貴族への変化の途中にあるようだ」と語る。
調査によると、高純資産者がプライベート・バンキングに望む付加価値サービスとして多かったものは、旅行、ヘルスケア、子女の教育だった。最も多かったのが旅行で、約6割が旅行面での金融サービスを受けたいとした。以下、ヘルスケアを選んだ人は5割、子女の教育を選んだ人は約3分の1となった。
EMBAコースなどの研修に参加した高純資産者のうち、7割以上がもう一度参加したいと答えている。このような研修は、どのような面で役に立ったか?との質問に、4分の3以上の高純資産者が「人脈の拡大」と答え、その次が「知識の増加」と「専門知識の増加」でそれぞれ約6割、「学歴の向上」とした人は35%だった。30歳以下の高純資産者にとって、人脈と学歴はとても重要だ。このため、この2つの項目を選んだ人はそれぞれ87%、45%と、その他の年齢層より高かった。