「創業板(新興企業向け市場)」上場企業が発表した業績予測統計によると、290社の第1四半期の純利益は総額45億元と予測され、前年同期に比べほぼ横ばいとなる。うち170社の純利益の総額は前期に比べ45%近くと大幅な下落を見せた。業界関係者によると、国内経済成長の減速の中、規模が比較的小さい「創業板」の上場企業は成長の試練に直面しており、一部の企業は上場廃止の懸念もある。
季節要因が上場企業の業績下降の主な理由であると考えられる。「湛江国聯水産」は、クルマエビ養殖の周期の影響で、第1四半期はほぼ在庫の半加工品を解凍して加工を行なった。加えて春節で1ヶ月操業停止したことにより、生産・販売量が低下し、固定費用及び人件費の比率が高くなり、毎年第1四半期は基本的に赤字状態となる。その証拠に、昨年同社は335万9500元の赤字だった。