中国工業情報化部(MIIT)の研究院はこのほど、「モバイル端末白書」を発表。2011年、中国のスマートフォン(多機能携帯電話)の出荷台数が過去の出荷総数を上回ったことが明らかになった。北京のタブロイド紙「京華時報」(電子版)が報じた。
中国では2011年、モバイル端末の総出荷数が4億5500万台を記録。うちスマートフォン(多機能携帯)の出荷台数が前年比175%増の1億8千万台に達し、過去の出荷総数を上回った。またスマートフォンのオペレーティングシステム(OS)はアンドロイドが51%を占めて、最大となった。2番目に多かったのはアップル社の「iOS」で24%。ノキアのシンビアンは3位に終わった。その他のOSはすべて2%以下だった。白書は「中国ですでに発売されている、もしくは研究・開発中のOSは10種類以上あるが、市場に登場したのが比較的遅く、勢力が分散している。国外の主流陣営と比べると、製品の成熟度や産業チェーンの生産サポートなどの面でまだ大きく劣る」と指摘している。
「人民網日本語版」2012年4月16日