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鉱業界で財を成したオーストラリアの大富豪クライブ・パーマー氏は先月30日、20世紀初頭に沈没した英国の豪華客船「タイタニック号」の複製を建造することを明らかにした。現代の技術を採用し、4年後の初航海を目指すとしている。新華社が伝えた。
▽現代技術を採用して建造
建造される客船は「タイタニック2号」と名付けられ、「豪華さは本家とまったく変わらないが、当然のことながら、21世紀最新の先端技術や最新のナビゲートシステム、安全システムを採用する」という。
パーマー氏によると、歴史学の専門家がチームを組んでタイタニック2号の設計に当たり、サイズは基本的にオリジナルと一致させ、デッキ9カ所と客室840室のほか、ジム、プール、図書室、高級レストラン、デラックス船室なども備えるという。
2号の喫水線より下はオリジナルと異なり、燃料効率を高めるため球状船首を採用する。またディーゼル駆動を採用し、舵がより大きくなると同時に、船首推進器が設置されて機動性が向上するという。