トヨタ自動車の盛り返しのスピードは予想していたよりも速いものだ。
トヨタ自動車の予測によると、トヨタグループ(ダイハツと日野自動車含む)の2012年の世界における自動車販売台数は1000万台となり、うちトヨタ(トヨタ・レクサスブランド)の販売台数は2012年末には880万台に達する。
日本円高騰のリスクを食い止め、利益水準を上げるため、トヨタは4000―5000の重要な自動車部品の半数を規格化し、これらの部品が大きさの異なる各車種に適用できるようにし、自動車製造プロセスのコストを少なくとも30%削減することに成功した。
トヨタのライバルであり、世界自動車市場の機敏な参戦者でもある日産自動車は2013年に、新たな車両設計技術システム(4+1 Big module concept)の導入を計画しており、4種のモジュール設計コンセプトによる研究開発を通して、異なる方法で組み立て後に、市場に向けて完成商品を提供する。このシステムによって、日産の80%の自動車が規格化され、現在の40%の規格化を上回る。2011年、日産ルノーの自動車販売台数は802万台となり、トヨタの795万台を超えた。