中国社会科学院が28日に発表した報告書によると、2011年、中国の都市収入レベルは急速に上昇したという。
報告書は2011年からこれまでの世界都市収入レベルを分析したうえで、「2011年、世界都市収入レベルは全体的に低下する傾向にあり、欧米の高収入都市の下げ幅は顕著で、中低収入都市は徐々に伸び、新興経済体の中低収入都市は急速に上昇している」としている。
また、報告書では「金融危機やユーロ圏の債務危機などの影響を受け、2011年からこれまで、世界都市の競争力は全体的に前年より低下している。そのうち、欧米都市の競争力指数の下げ幅が他の地域を上回っている。一方、アジアの大都市は引き続き伸びを示し、中国の競争力指数は上昇している」と明らかにした。
「中国国際放送局日本語版」より 2012年6月29日