香港証券取引所、上海証券取引所、深セン証券取引所は28日に香港で合意書を締結し、香港で合弁会社を設立することで一致した。合弁会社は2012年末までに新たなクロスボーダー・インデックス(指数)・シリーズ商品を開発し、来年には香港証券取引所での関連株価指数先物・オプションの上場を目指す。29日付中国証券報が伝えた。
中国証券監督管理委員会(証監会)の姚剛副主席は、当日の同合意書の締結式で、「香港返還後、中国内陸部の資本市場と香港資本市場の提携関係が強化され、相互補完による互恵関係が築かれた。上記3証券取引所による合弁会社の設立は、内陸部と香港の証券取引所の協力強化における新しい試みであり、提携関係の推進にとって重要な意義を持つ」と式辞を述べた。
姚副主席は、「証監会は今後、これまで通り3証券取引所がそれぞれの優位性を活かし、提携を推進することを支持する。また香港の世界金融センターとしての地位の向上を後押しし、両資本市場が長年に渡り形成した相互促進・共同発展の良好な局面を維持する」と語った。