中国大手生命保険会社の中国人寿保険は6月27日、国寿投資控股有限公司と不動産譲渡枠組み合意書を締結したとする公告を発表した。中国人寿保険は、国寿投資控股有限公司の1198件、建築面積約80万3400平方メートルの不動産を買い取る。取引総額が17億元未満に達する見通し。28日付中国証券報が伝えた。
同公告は、国寿投資控股有限公司は中国人寿保険の筆頭株主の中国人寿保険(集団)公司の100%子会社であるため、中国人寿保険の関係会社となるとしている。中国人寿保険は、「本取引により、支店の事務用地不足の問題が解消される。また、より多くの資源を投入することで、末端営業拠点の経営環境が改善され、事業発展が促される」と表明した。
中国人寿保険が買い取りを予定している国寿投資控股有限公司の同不動産は、中国人寿保険(集団)公司が2008年6月30日に国寿投資控股有限公司に譲渡した不動産であるという。上述の不動産の原価は計10億400万元で、取引額は17億元未満になると見積もられている。
「中国証券報」より 2012年6月28日