中国商務部の沈丹陽報道官は6月26日の定例記者会見において、2012年1―5月、中国の金融分野以外での海外直接投資が前年同期比40.2%増の285億2000万米ドルだったことを明らかにした。27日付中国証券報が伝えた。
1―5月、M&Aによる海外直接投資は112億米ドルで、中国の同じ時期の海外直接投資全体の39.3%を占めた。
1―5月、中国国内の投資家は世界115の国・地域の企業1709社に対し、直接投資を行った。中国・香港、アメリカ、欧州連合(EU)、ロシアへの投資は、2桁の比較的速い成長を実現し、直接投資の増加幅はそれぞれ50.9%、45.9%、23.6%、22.5%だった。
5月末現在、中国の金融分野以外での海外直接投資は累計で3506億米ドル。
海外請負工事については、1―5月、中国の海外請負工事・完成プロジェクトの売上高は前年比13.5%増の366億6000万米ドルで、うち5月単月の売上高は前年比1.8%増の75億5000万米ドルだった。海外請負工事の新規契約額は前年比21.7%減の438億6000万米ドルで、うち5月単月の新規契約額は前年比30.8%減の85億3000万米ドルだった。
「中国証券報」より 2012年6月27日