東京不動産市場に海外資本
5月末に報じられた1つのニュースに、日本の不動産業界の注目が集まった。米ゴールドマンサックス社が、年金等の基金を通じて資金を募り、この夏にも専門ファンドを設立することに決めたのである。傘下の投信会社を通じて東京の中心部に位置するオフィスビルや商業施設等の不動産を購入する。投資額は約79億元。同社による4年ぶりの日本不動産投資となる。
ゴールドマンサックス社以外でも、米大型投資ファンドであるテキサスパシフィックグループ(TPG Capital)が日本の不動産市場を本格的に開拓する。米投資会社による大型案件が増加している背景には、日本の不動産価格が底打ちしている兆しが見られることがある。
日本の不動産に底値感