日本の不動産に底値感
日本不動産経済研究所が2011年12月に行った調査によると、日本の不動産価格トップは銀座の中心地にある商業地区だ。価格は平米2320万円だが、前年比で見れば26%の下落。16年来の大幅な下落幅である。日本の三大都市と隣接地域の地価も同様に下落しており、東京圏では9.8%、大阪圏では8.3%、名古屋圏では7.6%の下落となっている。
英不動産調査会社であるDTZの統計データによると、2007年以来、東京中心部のオフィス賃貸料は40%近くも下落した。地価も賃貸料も下げ止まることのない状況から、不動産管理企業は経営が逼迫している。
昨年3月には大震災と原発事故が発生しており、日本の不動産業界はまさに泣き面に蜂の状態だ。
現在の北京を見渡す限り、不動産価格はすでに東京よりかなり高い。東京、上海、台北の三都市で行ったデータで見ても、東京の平均不動産価格が4289万円なのに対し、台北は約4689万円、上海は5210万円である。