成都市に本部を置く四川漢龍集団は25日、傘下企業の漢龍(アフリカ)鉱業有限公司が、豪資源企業のサンダンス・リソーシズに対して1株当たり0.57オーストラリアドルの買収を提案していたが、このほど同提案がオーストラリア外国投資審査委員会(FIRB)の審査を通過したと発表した。これは、中国企業がカメルーンにある世界クラスの未開発鉄鉱への参入で、実質的な一歩を踏み出したことを意味する。26日付中国証券報が伝えた。
漢龍集団によると、同傘下企業が1株当たり0.57オーストラリアドルで、オーストラリア上場企業のサンダンス・リソーシズの100%の株式(総額17億オーストラリアドル)を取得することになる。また、本件はさらに中国関連部門の承認を取得する必要もあるという。