近日、「老後を如何にして過ごすか」という話題が再び注目されている。ブログには「80後(80年代生まれ)定年までに314万の老後の生活資金を蓄えておくべき。50歳なら、定年前に116万元の養老金(年金)が必要」との書き込みまで現れた。この驚くべき数字は信用できるものなのだろうか。
記者は上記の「80後は定年までに314万の老後の生活資金を蓄えておくべき」との書き込みの出所が、実は『重慶晨報』の記事だったことを突き止めた。記事ではファイナンシャル・プランナー(FP)は「定年後、毎月の支出が2000元だとすると、定年する60歳から、平均寿命である80歳までの期間での20年間、2000×12×20で48万元の養老金が必要である。仮に3%のインフレ率を考慮して計算すると、毎月の支出が現在2000元と同等の購買力であるとすれば、今50歳で10年後に定年を迎え、その後20年間で116万元準備してようやく、現在の毎月2000元の消費と同じ生活レベルを維持することができる」との見方を示している。
その上、もっと若い世代であれば、直面するインフレの時期がより長いため、蓄えておかなければいけないお金はさらに多くなる。生活レベルへの要求が更に高ければ、自然と必要になるお金も増える訳だ。定年後、今と同じ3000元の購買力を維持したければ、現在50歳だとすると、10年後の退職までに3%のインフレ率で算出して、20年間の老後生活を送るためには174万元準備しておく必要がある。今、40歳なら234万元必要だ。80年代生まれで、今30歳だとすれば、314万元の老後の生活資金を蓄えておく必要がある。
南京のFPもこの意見に賛同