日本企業、円高により海外買収が増加

日本企業、円高により海外買収が増加。

タグ: 日本円高

発信時間: 2012-07-13 17:31:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど、日本企業による海外での投資、合併買収の意欲が高まり続けている。日本メディアの報道によると、日本企業は今年上半期に海外で262件(前年同期比15%増)の合併買収を行い、過去最多を記録した。合併買収額は、前年同期比9%増の3兆4900億円に達した。統計データによると、2011年の日本企業による海外投資総額は840億ドルに達し、前年比21%増の624社の外国企業を買収し、買収総額が81%増の695億ドルで過去最高を記録した。日本企業による今年の海外合併買収規模は、昨年を下回らないと予想されている。人民日報が伝えた。

円高進行による豊富な資金が、日本企業の海外買収の主な原動力となっている。昨年3月11日に東日本大震災が発生すると、復興再建が経済成長をけん引すると予想された。これを受け、円の対ドルレートが1995年の阪神淡路大震災発生時のピークを上回り、1ドル=75.35円を記録した。今年2月上旬以降は円の対ドルレートが下がり、一時は1ドル=84円台に達したが、その後は円高が進行し、現在も1ドル=80円前後で変動を続けており、円高が約2年間に渡り継続されている。日銀は2日間の金融政策決定会合を終えた7月12日、ゼロ金利政策の維持を決め、追加金融緩和の実施を見送った。野田首相は円高について、「これは欧州債務危機による金融市場の変動と直接関連している。現在の円高は一方的なものであり、日本経済の実情を反映していない」と述べた。

近年の円高には、二つの要因がある。一つ目は大震災による復興再建。二つ目は欧州債務危機の悪化、国際資本のユーロ・ドル離れによる、リスク回避を図る円の購入だ。

「人民網日本語版」2012年7月13日

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