トヨタ中国法人によると、トヨタは今後、18億元を投入して江蘇省常熟市に豊田常熟零部件公司(TMCAP)を設立する計画だという。新会社は2014年に無段変速機(CVT)の生産を開始する予定で、排気量2.4リットル以下の車種に段階的に搭載するという。「京華時報」が伝えた。
TMCAPはトヨタ自動車研究開発センターと同じく常熟市に設立される。初期の投資額は約18億1800万元で、従業員約850人を雇用し、14年9月に生産をスタートする予定だ。主にCVTを生産し、年間24万台の生産を目指す。トヨタ中国広報宣伝部の徐一鳴さんによると、CVTは2.4リットル以下の車種に搭載する予定で、各車種のモデルチェンジの周期に合わせて段階的に使用するという。現在、カローラには輸入のCVTが搭載されているが、将来は一汽トヨタと広汽トヨタの生産する車種には国産CVTが大量に使用されるようになる見込みだ。
トヨタはARエンジンを広東省広州市で生産しており、カムリに搭載されている。天津市にあるエンジン工場でも、エネルギー効率のより高い新型エンジンを生産する予定だ。
「人民網日本語版」2012年8月2日