8月2日現在、A株市場の太陽光発電・多結晶シリコンセクターでは既に10社近くの企業が、2012年中間期業績報告或いは業績予想を発表している。発表されたデータによると、業績は全体的に2011年来の大幅減益が引き続き進み、純利益の下げ幅はいずれも50%以上となり、既に赤字に転落している企業も存在することが明らかになった。3日付中国証券報が伝えた。
アナリストは「2011年、多結晶シリコンの価格が下がり続けたことにより、国内では多結晶シリコン関連の中小企業の8割が操業停止に追い込まれた。しかし、主要企業の市場の流れに逆らった生産拡大によって、生産能力が過剰となり、市場では依然低価格競争が続くと見られる。加えて、多結晶シリコンの輸入量が増加し続けていることも打撃となり、下半期、国内の多結晶シリコン市場見通しは、なお回復が期待できない」と指摘する。
「中国証券報」より 2012年8月3日