中国共産党中央政治局常務委員を務める国務院の温家宝総理は8月24日から25日にかけて、広東省の広州、仏山、東莞などを訪れ、当面の経済情勢、特に外需の安定や対外貿易モデルチェンジ・グレードアップの推進についての調査・研究を行った。27日付中国証券報が伝えた。
温家宝総理は「現在、輸出入貿易における問題と課題を特に重視する必要があり、即効性のある政策を実施することによって、輸出の安定的成長を推進し、通年の経済・社会発展目標実現のための良好な条件を整えるべきである」と指摘した。
また、温家宝総理は「通年の輸出の成長目標を実現することに当たって、第3四半期は要となる時期であり、以下の5つの面において、即効性のある政策を実施する必要がある」とした。一、引き続き着実に輸出政策の安定と向上を図る。二、対外貿易の発展方式の転換を速める。三、積極的に輸入を拡大する。四、貿易摩擦に対し、適切な措置を取る。五、外資利用の水準の向上に力を入れる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月27日