熱戦が繰り広げられているタブレットコンピューター市場にまた新たな挑戦者が現れた。日本のNECだ。NECはこのほど北京市で、中国市場向けの第一弾製品となる10.1インチのタブレットを発表した。NECは抱き合わせ販売モデルで囲みを突破し、成功を収めようとしている。「北京晨報」が伝えた。
NECの個人向けソリューション事業部門のクラウド端末グローバル業務責任者を務める岩崎誠さんによると、今回発表した新製品は10月初旬に中国で販売をスタートするが、今は法人向け市場しか視野に入れておらず、小売ルートは考えていない。(米アップル社のタブレット)「iPad」(アイパッド)などのタブレットは娯楽機能が中心だが、NECのターゲットはビジネス顧客だ。NECの調査によると、タブレットの娯楽分野での伸びには限界があり、ビジネス分野により大きな可能性がある。日本の老舗コンピューターメーカーであるNECは今年、中国の携帯電話市場とタブレットコンピューター市場に再進出を果たしたばかりだ。
「人民網日本語版」2012年9月11日