明治の粉ミルクから放射性物質が検出され、40万缶が回収されるとの情報が最近ネット上に流れた。これについて明治乳業貿易(上海)の担当者は7日、事実ではなく、情報の出所を緊急調査していると説明。同日夜には「事実確認の結果、この情報は全くのデマ」との緊急声明が明治の中国公式サイトに掲載された。重慶商報が伝えた。
「明治の粉ミルクから放射性物質が検出され、40万缶が回収される」との情報が7日、各大手サイトで瞬く間に広まった。原発事故の影響で一部商品から放射性セシウムが検出されたことを明治が日本の公式サイトに自ら発表し、約40万缶の無料交換を計画しているとの内容だ。重慶商報が同日明治乳業(上海)に取材したところ、担当者は「そのような発表をしたことはなく、上海支社もそのような通達は受けていない。すでに調査を始めている」と答えた。また、正規ルートで中国大陸部で販売されている明治の粉ミルクは日本製ではなく、全てオーストラリア製だ。
「人民網日本語版」2012年12月9日