いかに現状と発展のすう勢を正確に判断するか。これはあっという間に過ぎ去る「重要な戦略的チャンスの時期」の掌握、十八大(中国共産党第18回全国代表大会)で提案された発展目標の実現に関連する。中国社会科学院経済研究所マクロ室の張暁晶主任は『経済参考報』の記者の独占取材に応じた際に、「矛盾を解消するための活路は改革にある。改革は中国の未来の成長のカギだ」と指摘した。
記者の「李克強副総理はこのほど、中国の発展にとって改革開放が最も重要だと指摘したが、今後の改革はどの面から着手するべきか」という質問に対して、張主任は「李副総理の意見に賛成だ。改革とはつまるところ、政府と市場の関係を上手く処理することだ。我々は市場化改革の推進を継続すると同時に、政府の改革を推進する必要がある」と答え、次のように語った。
市場化改革の主な要素は、市場化の推進だ。これには土地要素(土地制度改革)、資本要素(金利市場化、資本市場の発展)、労働要素(戸籍制度改革、都市部・農村部人材市場の一体化等)が含まれる。