ここ2年余り、米株式市場では、中国関連株式、つまり「中国概念股(China concept stock)」の空売りが加速しており、中国関連株の株価に悪影響を及ぼしたことで、50社近くの企業が上場廃止に強いられた。中国系上場企業を狙い撃ちする「空売り屋」の攻撃を受け、米株式市場に上場する中国関連株の時価総額は1000億米ドル近く目減りした。20日付中国証券報が伝えた。
先般開催された中国関連株サミットフォーラムにおいて、資本市場の関係者は「米株式市場に上場している中国関連株の企業が仮に上場廃止を選んだ場合、上場廃止後の会社のモデルチェンジを推進する必要があり、中国A株市場あるいは、香港株式市場に再上場することなどが考えられる。一方、そのままアメリカに残る中国企業は、「空売り」傾向を一つの教訓として、コーポレート・ガバナンスの水準を高めること、リスクマネジメント能力の向上、資本市場とのコミュニケーション能力の向上に努めるべきである」と指摘する。
「中国証券報」より 2012年12月20日