EU経済の成長率の低下に伴い、EUの雇用状況が悪化を続けている。EUの最新の統計データによると、ユーロ圏の2012年9月の失業率は11.6%、EUの失業率は10.6%に達した。スペインやギリシャなどの失業率は25%に達した。これらの国の青年(25歳以下)の失業率はより深刻で、50%を超えた。つまりスペインやギリシャの若者の過半数は、職を持たないことになる。
経済協力開発機構のチーフエコノミストのエール・カルロ・パドアン氏は、「欧州債務危機の収束はほど遠く、ユーロ圏の経済は依然として脆弱だ。金融システムと政府債の間に、互いに足を引っ張る悪性循環が形成されている可能性がある」と指摘した。