世界各国のメディアが「予想を超える」という言葉で、中国が発表した最新の貿易統計を好感する見方を強調した。一部のメディアがまだ、「中国の28年ぶりの厳しい寒波」に注目していた頃、中国の2012年12月の輸出伸び率が前年同期比14.1%増となったことが、人々に「世界第2位の経済大国が成長回復した」という「暖かな」期待を与え、楽観的な見方が強まったことで、アジア太平洋地域の株式市場が続伸した。
「中国の見通し明るい貿易データは驚くべきもので、楽観的な見方が広がっている」と10日付けで英BBC放送が報じ、中国が発表した2012年の貿易統計で輸出の伸びが大幅に回復したことを受け、世界第2位の経済大国の成長回復への楽観的な見方が強まったと伝えた。
英ロイター社は、比較的慎重な態度を取っており、「2012年12月の中国の輸出は、3カ月ぶりの低い伸び率となった11月から上昇に転じたものの、回復力は依然弱いと見られる。欧米諸国の中国の商品に対する需要が納得できる水準まで回復するには、まだほど遠い。尚も多くの懸念事項は残っているが、全体的に見て、このところ、世界の中国経済に対する楽観的な見方は益々強まっている」と伝えた。
英銀行大手の香港上海銀行(HSBC)は10日、報告書を発表し、「世界経済の成長に対する貢献度が高まるにつれ、世界最大の輸出国として、中国の発展途上国の経済に対する影響力は欧米諸国を上回るものとなっている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月11日