中国、2013年の新規預金・貸付の規模が拡大へ
2012年、中国商業銀行の貸付の伸びがやや減速し、企業・事業体向け貸付では、短期貸付が多く長期貸付が少ないという構図となり、収益が緩やかな低下傾向を辿った。これと同時に、預金の伸びが減速し続け、銀行の預金コストが上昇した。14日付中国証券報が伝えた。
2013年は、穏健な金融政策の継続実施により、貸付の供与が適度に増加し、収益率の低下傾向がいくらか改善されると見られる。新規預金の規模が拡大し、預金の伸び率が2012年と比べて横ばいあるいはやや上昇することになる。一方で、預金コストの上昇傾向に当面変化がないという見方は一般的となっている。